06151 家電批評2021年2月号で特集「2021年はiPadで変わる!100の方法」
2021/01/12
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大好きな雑誌「家電批評」2021年2月号。特集は「2021年はiPadで変わる!100の方法」。iPadの色々な使い方がわかって非常に参考になります。shio.iconが知らないアプリがたくさん掲載されていて、時間のあるときに試そうと思います。
この特集に関し、編集部から取材を受け、shio.iconの使い方を語りました。その一端が記事になっております。
初代iPadから毎年、新型が発売されるたびに購入し、2015年からはiPad Proを利用しているshio.iconにとって、いまだに世の中に残る「紙」世代の業務をデジタルに行うツールとして必需品。つまり、iPadを使うのは「手書き」系。テキストを扱う作業は基本的にMacで行う方が効率が良いですが、手書き関連はすべてiPad。
そのためのアプリとして超優秀なのがGoodNotes 5。
‎「GoodNotes 5」をApp Storeで
iPadにはこのアプリさえあればいい、と言っても過言ではないくらい、多用途かつスムーズ。汎用性が高くて使いやすい。一つに集約される利便性も高い。さまざまなアプリを使い分けることが「使いこなし」のように思われがちだけど、ひとつのアプリをしゃぶり尽くすことこそ真の「使いこなし」だし、達人への道だと思います。
難しいのは、しゃぶりつくすに値するただ1つのアプリを発見するまでの過程です。過去、手書き系のアプリはほとんどすべて試してきました。新たにリリースされた手書き系のアプリも試しています。あまりひどいものはApp Storeで返金依頼すればいいし、将来性があるなと感じたらアップデイトのたびに起動して使ってみています。
iPad黎明期以来、MetaMoJi製のアプリが素晴らしくて常用してきましたが、長年、改善のリクエストを続けていてもいくつかの欠点が一向に払拭されないばかりか、アップデイトも1年以上放置される状態となり、残念ながら移行先を真剣に探さざるを得ない状況でした。国産アプリとしてめっちゃ応援したいけど、これではshio.iconがいくら応援しても周囲の人々は共感しない。
そんな中、初代がリリースされた当初から将来性を見込んでたびたび試用を繰り返してきたGoodNotesのバージョン4がMetaMoJi系と同等程度の機能となり、さらにバージョン5が過去最高の手書き系アプリとなって登場したのです。MetaMoJiさんに望んでも実現しなかった機能も搭載されています。以来、shio.iconの手書き系業務は完全にGoodNotes 5オンリー。MetaMoJi NoteでできてGoodNotes 5でできないことはほぼありませんし、できないことも同じ効果を別の方法で実現しているので問題なし。むしろGoodNotes 5の方が使いやすかったり好印象な部分が多い。Mac版のアプリがあるのもありがたい。Mac/iPhone/iPadで常時、内容が同期されます。
思考する時、手書き/手描きが大切。
「書考」と呼んでいます。書いて考える。
shikou(思考)からshokou(書考)へ。
iをoに替える。inputからoutputへ。
それを以前は2種類の物理的ノートで行っていました。
ルーズリングで綴じた5mm方眼のA4サイズルーズリーフを横置きで使うノート
測量野帳(コクヨ・セ-Y3・スケッチブック)
そこに万年筆で描きまくる、書きまくる。
てもその用途が完全にGoodNotes 5に置き換わりました。GoodNotes 5のなかに「e野帳」というノートを作成してあって、従来のそのような何でも書くノートにしています。その他の使い方をリストアップしておきます。
授業の板書。これがshio.iconにとっては最大の用途。mmhmmによってZoomの背景にGoodNotes 5を表示し、リアルタイムで書いて描いて、教室での板書と同じ態様で授業を進めています。
各種手書き書類やサインを要する書類。押印が必要な場合はスキャンしてある印影をコピペしています。手書き書類をPDFで受け取った場合はそれをそのままGoodNotes 5に読み込み。紙で受け取った場合は、ScanSnapでスキャンしてPDFを読み込んで使います。従来型の手書き書類は完全にこれでデジタル化できています。
原稿の校正。文中に挿入(改訂)する文字列はフォントで記載し、コメントは手書きで記載しています。記入色はピンク。赤が一般的ですが、shio.iconカラーはピンクなので。特に、編集者があらかじめ書き込みをしている場合があるので、ピンクで書けばshio.iconの記載であることが一目瞭然。
一人一人手書きで一言を書く年賀状。
→06132 謹賀新年 2021、そしてiPadを使った簡単な年賀状、年賀メッセージの作り方
→06135 iPadとApple Pencilで年賀状に相手ごとに一言手書きして送信する手順を詳述します
その他、手書きで送るメッセージ類。
会議や委員会の資料にその場で手書きで書き込みしたい場合。
モンゴル語やクメール語の条文を読む際に各単語に訳語を書きこみたいとき(英語、フランス語ではやりません)
webにあるさまざまなノートの雛形(ダイヤリーなど)を読み込んで手書き手帳のデジタル版にする。この用途が重宝な人は多いと思います。shio.iconはGoodNotes 5デフォルトの雛形で事足りていますが、もし自分でも必要が生じたら、webで探さないで自作します。
といった感じです。
逆に、「PC的用途」にはまったく使っていません。「iPadがあればPCいらない」のような言われ方をしますが、Macが優秀すぎるので、iPadですべてやろうという気は起きません。むしろデジタル作業はMacで行うのが基本で、Macでできない手書き系だけをiPadで行う、というのが両者使い分けのshio.icon的発想です。特に、日本語を書くには完全タッチタイピングの親指シフトでライブ変換できるMacの独壇場です。iPadで日本語を書く場合は、外付けキーボードは使わず、テンキーフリック入力か音声入力です。
家電批評さんからの取材でそんな話をいたしましたが、ほぼほぼ使われませんでした。GoodNotes 5一つで十分、っていう意見は記事の趣旨に合わなかったようですね。ご取材のお時間に無駄を生じさせてしまって申し訳なかったと思います。
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